女性専用の時短ダイエットジム「SSPフィットネス」
主宰のAcky→です。
早速、今回の結論から言うと、、
です。
24時間のうち16時間は食事をせずに、
残り8時間の間に食事する、
というダイエットのことです。
一般的には「16時間断食」とか
「プチ断食」とも呼ばれています。
例えば、
・夜18時に夕飯を済ませる
↓
・翌日の10時まで断食する
または、
・夜20時に夕飯を済ませる
↓
・翌日の正午12時まで断食する
といったように、
1日のうち16時間、食事を摂りません。
(水分摂取はOK)
これまでの研究で、
16時間ファスティング(プチ断食)を行うことで
体重の減量結果が報告されていました。
例えば
2018年イリノイ大学での研究報告や、
2023年シカゴ大学での研究報告も
その一つです。
しかし、、、
というのも、アメリカ心臓協会(AHA)が
2024年に報告した研究結果が
意外なモノだったからです。
この研究は延べ8年にわたって、
米国在住の成人2万人以上を対象とし、
食事習慣(自己申告)と病気への罹患率、
そして死亡率の関連を調査した研究です。
結果では、
以下の可能性が示唆されました。
============
結果①
食事ができる時間を
1日のうち8時間未満に制限していた人は、
制限していない人と比べ、
心血管疾患による死亡リスクが91%も高い
結果②
心血管疾患の診断を受けている人が
食事の時間を8時間〜10時間未満に設定した場合、
脳卒中の死亡リスクは66%上昇していた。
結果③
食事をする時間を制限することと
全死因死亡リスクの低減に
関連性はみられなかった
結果④
ファスティングを食生活に取り入れている人は、
そうでない人に比べて、
食事の充実度が低い傾向だった
============
という報告でした。
つまり、
ファスティング(プチ断食)って、
健康的なメリットはなく、
逆に死亡リスクが高まっているかも…
との報告です。
これまで、ファスティング(プチ断食)は
健康にメリットがある可能性を示唆した
研究報告が多かったのですが、
最新の研究報告では逆の結果となってしまいました。
今回の研究に関わっていない専門家からは
この研究報告に懐疑的な見方もあります。
まず、今回の研究では、
2日分の食事データをもとに行なっていますが、
2日分だけではデータが不足している点があります。
加えて運動や社会経済的地位、
飲酒歴や喫煙歴などの生活習慣の要素は
調査対象に含まれていません。
また、この研究報告では
なぜ16時間ファスティング(プチ断食)が
心血管疾患の発症リスクを上昇させるのか?
について言及していません。
前述のように、懐疑的な意見もある一方、
スタンフォード大学のガードナー教授は、、
『全体的に見て、この研究結果では、
食事をする時間帯に制約を設ける方法は、
短期的にはプラスの効果があるとしても、
長期的には悪影響があることを示唆している』
と、述べています。
現在でも賛否の声が分かれる
ファスティング(プチ断食)ですが、
短期的に今すぐヤセたいなら、
ファスティング(プチ断食)もアリかもしれません。
しかし、長期的に続け過ぎると
スタンフォード大学のガードナー教授が言うように
健康を害するデメリットがあるかもしれません。
もし、ファスティング(プチ断食)をやる場合でも、
専門家の指導のもとで正しく取り組むことを推奨します。
体に不調を感じた場合は、
無理をなされずに即中止してください。
さて、あなたはファスティングをしますか?
今日も良い1日を!
Acky→
P.S
ファスティングに頼らず、この時短ダイエットで
本当のカラダを取り戻しませんか?
↓
引用
https://newsroom.heart.org/news/8-hour-time-restricted-eating-linked-to-a-91-higher-risk-of-cardiovascular-death
https://www.medicalnewstoday.com/articles/8-hour-time-restricted-eating-linked-to-a-91-higher-risk-of-cardiovascular-death